初めて英検1級の二次試験を受験してきました。今回はその体験談と、試験を通じて感じたことをまとめたいと思います。
試験当日の流れ
私の集合時間は9:15でした。英検の二次試験は集合時間が人によって異なるようです。私が参加した会場では、9:15が一番早い回だったと思います。
試験会場には集合時間の30分ほど前に到着。すでに何人かの受験者が待機していて、私は2番目の待機部屋に通されました。
このとき、10:15集合の受験者も来ていましたが、まだ9:15の受付が終わっていなかったため、入室を断られていました。
まずは評価シートに名前や受験番号を記入。その後、持参した自作の想定問答をパラパラと見返しながら、少しでも落ち着こうとしました。
しばらくすると、受験者が7人ずつ面接室のあるエリアへ呼ばれます。私は外の椅子に座って待機しました。
待機中、すでに面接が始まっている受験者の声が外に漏れ聞こえてきて、「自分の番が近づいている……!」という緊張感が高まります。
前の受験者が終わると、受付の方が部屋から出てきて受験票を確認。
「あれ? 受付の人って、面接室の中にもいるの?」と少し驚きました。面接官しかいないと思っていたので、意外でした。
いよいよ、面接室へ入室です。
面接本番
部屋に入ると、面接官は外国人と日本人の2名。そして、受付の方はタイムキーパーとして部屋の中にいました。
まず、自分の名前を伝えた後、
**「あなたのことを少し話してください」と言われたので、仕事のことや週末の過ごし方を話しました。
さらに「趣味は何ですか?」**と聞かれたので、「読書です」と回答。
ここまではスムーズでしたが、いよいよ本番のスピーチへ――。
スピーチで痛感した「2分の壁」
トピックカードを渡され、5つのテーマの中から1つを選びます。
「想定問答で準備していたものがない……」と焦りつつ、2つの理由を挙げて話せそうなものを選びました。
考える時間はわずか1分。短い! プレッシャーがすごい!
いざスピーチ開始。
- イントロ → 用意した型通りに話す。
- 1つ目の理由 → スムーズに説明できた。
しかし、2つ目の理由で問題発生。
「Secondly, ~」と言いかけた瞬間、頭がフリーズ。
「あれ、2個目の理由なんだっけ?」
必死に思い出そうとするも、全く出てこない。
時間だけが過ぎていく……。
なんとか言葉をつなげようとするも、うまくつながらず、結局2分の制限時間終了。
これはもう、確実に不合格だな……と痛感しました。
その後のQ&Aはそこそこ答えられたものの、スピーチの大失敗が大きすぎて、結果には期待できません。
次回に向けた改善点
すでに不合格を前提にしていますが(笑)、次回に向けて改善したい点を整理します。
1. 試験の流れがわかったので、次回はリラックス!
初めての受験で緊張しましたが、次回は試験の流れがわかっているので、もう少し落ち着いて臨めそうです。
2. 「2分は短い」ことを踏まえた練習をする
練習のときは「2分も話せないな……」と思っていましたが、本番では2分があっという間でした。
準備した回答をそのまま話せるわけではないため、思っていたよりも時間が足りなくなります。
→ 次回は、話す内容をその場で増やそうと努力するより、言葉に詰まらずスムーズに話せるよう心がけようと思います。
3. Q&Aは簡潔に!
スピーチの後には面接官とのQ&Aがありましたが、ここも私の場合たくさん話そうとするとまとまりなくなってしまいそうなので、簡潔に答えることを意識しようと思いました。
もちろん1文だけで終わるのはNGですが、まずシンプルに自分の考えを答え、その後に理由や具体例を述べるといった形を意識すると、話しやすくなると感じました。
4. トピックの準備をもっとしっかり
今回は2週間で対策しましたが、準備不足を痛感。まだまだ用意したいテーマがたくさんあります。
次回は一次試験免除で7月に受験予定。
それまでに、普段から英語のニュースに触れ、トピックに対する自分の意見を整理する習慣をつけたいと思います。
5. コロケーションや表現の引き出しを増やす
スピーチでは、「こういうテーマのときにはこのフレーズが使える」という引き出しがあると、スムーズに話せるはず。
そのため、次回に向けてはよく出るトピックごとの定型表現を身につけることも意識したいです。
まとめ
英検1級の二次試験を初めて受験しましたが、スピーチの難しさを痛感する結果となりました。
特に、2分間のスピーチは想像以上に短いということを身をもって実感。
次回の試験では、よりスムーズに話せるように、
- 試験の流れを把握した上でリラックス
- 簡潔かつ的確に話す練習
- コロケーションや定型表現を増やす
- 日常的に英語のニュースに触れて意見をまとめる習慣をつける
といった点を意識して、しっかり準備していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!