英検1級合格までの道のり ー 一次試験対策編 ー

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英検1級を目指そうとしたきっかけ

英検1級を目指そうと考えた背景には、TOEICの有効期間が2年間しかないという点が大きく影響しました。社会人になりたての頃は定期的にTOEICを受験していたのですが、段々もういいかな、と受けないように。気づけば最後に受けたのは2016年くらいで、TOEICのサイトに登録したはずの会員情報もなくなっていました(!!)。

仮に今転職しようと思っても履歴書に何も書けません。今後同じようなことにならないよう、一度取得すれば一生履歴書に書ける英検を取得しておきたいなと考えるようになりました。

また、英検は4技能(Reading, Listening, Writning, Speaking)をバランスよく測ることができるところも魅力的です。特に、二次試験では自分が苦手としているスピーキングだけで合否を判定されるため、チャレンジングではありますがやりがいがあります。外国人の話していることは分かるんだけど、自分の意見をすぐに言えない私にとって、二次試験合格はきっと大きな自信になると思いました。
TOEICの場合、 L&Rだけではスピーキング能力を測ることができません。S&Wも受ければいいんでしょうが、企業の募集とか見ると相変わらずL&Rのスコアが基準となっていることが多い気がします。英検の方が、TOEIC L&RとS&Wを両方受験するより、安く済みますw。

英検は高校生の頃に2級を取得して以来の挑戦です。
TOEICを最後に受けたとき、スコアは850点に届かないくらいでした。その後も仕事では多少英語は使っていたのでそんなにレベルは落ちていないと思うのですが、英検1級なのでしっかり準備する必要があると思っていました。

勉強方法

一次試験はまず、Reading, Writnig, Listeningの3技能。ここを突破すると二次試験のSpeakingに進めます。

Reading

英検1級のリーディングセクションでは、非常に難易度の高い単語が頻出します。そのため、語彙力の強化が必須です。長文読解問題は文脈を読み取れば比較的正解しやすいものの、最初に出題される語彙の穴埋め問題は単語の知識がそのまま得点に直結します。

この語彙対策として、『出る順パス単』を活用しました。毎日コツコツと暗記し、できるだけ多くの単語を覚えることを意識しました。また、長文読解においても知らない単語が出てくることが多いため、読解練習の際にわからない単語はその都度チェックし、語彙力の底上げを図りました。

Listening

「自分が発音できない単語は聞き取れない」とよく言われるように、リスニング力向上のためには発音の学習が重要です。そのため、発音を一から学び直すことにしました。特に『英語耳』という書籍を活用し、発音練習を徹底的に行いました。

さらに、英検1級のリスニングはアカデミックな内容や複雑な言い回しが多く含まれているため、過去問を解き、音声に慣れることも重要でした。日常的に英語のニュースを聞くことで、自然なスピードの英語に触れる機会を増やすことも意識しました。

Writing

ライティングに関しては、要約問題とエッセイがあります。

要約問題に関しては、ネットやYoutubeの情報を見て対策を練りました。問題文をそのまま抜き出すのではなく、自分なりに語彙や表現を変えることも大事だそうで、そのあたりを意識して過去問を解きました。

もうひとつ、エッセイに関しては与えられたお題に対して、自分の意見を3つの理由を挙げて文章を作成することが求められます。限られた時間で200-240 wordsを書き上げないといけないため、よく対策しておかないといけません。
私は、旺文社の『英検1級英作文問題』を購入してエッセイの書き方を学びました。特に、エッセイの構造やよく使われる表現を習得することを重視しました。

英作文では論理的な構成が求められるため、序論・本論・結論の流れを意識しながら書くことが重要です。また、採点基準を意識し、文法や語彙の正確さにも注意を払いました。

過去問

英検の公式ページに過去問が3回分開示されています。こちらも学習開始からすぐに始めて現時点で自分がどれくらい出来るのか確認しました。心が折れそうになりますが、自分の現在地を知ることは重要です。。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam

その前に準1級にチャレンジ

英検1級の受験に向けて、本番形式に慣れるために英検準1級のS-CBTを受験することにしました。準1級は1級よりも難易度が低いものの、試験の形式は類似しており、試験全体の流れを把握するのに最適です。1級受験の1ヶ月前にS-CBTを受験し、実戦経験を積むことにしました。

S-CBTはテストセンターで受験できる英検です。3級から準1級まで用意されていて、ほぼ毎週土日に開催されています。S-CBTのメリット・デメリットは以下のとおりです。

S-CBTのメリット・デメリット

メリット

  • 1日で4技能全て終えられる(通常は一次試験、二次試験に分かれる)
  • 予約がしやすく、試験日程の選択肢が多いため、比較的すぐに受験できる
  • 自分の好きなテストセンターを選べる
  • ヘッドホンを使用し、かつボリュームも調整可能なため、リスニングの音声がクリアに聞こえる
  • ライティングは手書きとタイピングどちらか好きな方を選べる
  • 試験結果が比較的早くわかるため、学習計画の修正がしやすい

デメリット

  • パソコンでの受験に慣れていないと、タイピングや画面操作に戸惑う可能性がある
  • 試験会場が限られているため、自宅から遠い場所での受験になることもある
  • 問題は持ち帰れないため、復習はできない

ライティングはタイピングを選びました。早く書けるし、切り貼りが簡単なので書き直しも容易だからです。ただし、英検1級本番はS-CBT形式はなく、手書きになるため、英検1級まで見据えるならば手書きを選んだ方がよかったかもしれません。

英検S-CBTの詳細はこちら
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/about/

おわりに

急に思い立った英検1級受験ですが、自分をあえて奮いたたせるために、挑戦の記録をブログに残すことにしました。準1級S-CBTの結果や英検1級本番の結果も今後アップしていくことにしたいと思います。

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